その件は、未だ迷宮入りです。

ぽくぽく走ったり、カレーを食べたりします。知らんがな、のことしか書いてないです。

③四万十川ウルトラマラソン(60km)振り返り 当日:2023/10/15

時間が経ってしまっているけど、とりあえずは下書きに保存している四万十60k記事を書いてしまおう。

▼前回
①四万十川ウルトラマラソン(60km)振り返り 前日:2023/10/14 - その件は、未だ迷宮入りです。
②四万十川ウルトラマラソン(60km)振り返り 当日:2023/10/15 - その件は、未だ迷宮入りです。

足の攣りの予感と暑さで折れそうになる(30km〜)

30k過ぎが1番辛かった。
急に足が重くなった。エイドで勧められるがまま座って休憩してしまったことが原因だろうなと推測する。
一人で山道を走っていると、右ふくらはぎがつりそうになる。つってしまうとこの後完全に走れなくなりそうで、歩きを交えながらやり過ごした。次のエイドで塩タブレットを食べて以降なんともなくなったので、塩分不足の可能性あり。

30k過ぎでしんどかった原因のもう一つにひたすら暑かったことがある。
私は暑いのは無理だ。日焼けも体力を奪うというので、今回はやけないようにネックウォーマー?と、腕カバー(なんていうの?これ)をきちんと装着した。眼鏡はいつものやつだったから、これはサングラスに変えた方が良い気がする。目からの刺激も結構体力を削る。(ラン用に買った度入りサングラスが家の中にあるはずなんだけど、見つからない)

ツアーでご一緒になった姉さまとは、エイドで会ったり別れたり。
人と一緒だったらめちゃくちゃ空気を読んでしまう悪癖が存分に発揮されてしまいました。エイドで必要以上に休憩をしてしまっているのが、ログからもわかる通り。そりゃあ、休憩していいんだったらずっと休憩したいですよ。しんどいですからね。でも、そこを自制して道中のペースをコントロールするのがランの醍醐味なんでしょう。(知らんけど)
今回の目標は完走なので、そんな自分に厳しくしなくても良いのですが。笑。誰にも強制されたわけではないし。しかし、休憩しながら、現地のボランティアスタッフの人たちと談笑し、四万十はいいとこやでというお話しをたっぷり聞けたので、それはそれで良いかなとも思ったり。


正直ここら辺のことは、もうあんまり覚えてないです。ただしんどかったな・・というくらいで。
ふらふらで常設トイレに入ったら、入れ違いに男子が入ってきたことでそこが男子トイレだったことが判明するんだけど、もうそんなことがどうでも良くなるくらいには疲れていました。笑。

12時間ペーサーを風除け(心の支え)にする(50km〜)

50kを過ぎたあたりから、17時半までにゴール(8時間)を正式に視野に入れた。あと10kとなれば頑張れる。
エイドで抜かれた100kの12時間ペーサーについていくことにした。この人たちについていけば8時間は確実。ペーサーのプロ意識に感服した。追い越す人には激励の言葉をかけ(まだ頑張れる人たちがどんどんペーサーに着いていく)、ついてくる人たちには次のエイドまでのお知らせをしてくれる。

「もう、足が痛いです」とペーサーにこぼす私。
「それは気のせいです。今はアドレナリンが出てるから痛くないです!」と笑顔で返される。
痛くないと言い聞かせて、すでに始まっている筋肉痛を無視して前へ進む。こうしているのってめっちゃ辛いけど嫌いじゃないなとも思う。

ラスト5kmの裏切り

残り5kで、ペーサーと同行者の姉さまにエイドで別れを告げた。「多分そのうち追いつかれると思うので、ちょっと先に出ますね」と言い残して。
自分のペースでどこまでやれるかやってみたくなった。絶対に追いつかれないようにお腹に力を入れて背筋を伸ばして、スピードを上げた。多分そんなにペースは上がっていなかったけど、結構まだいける気がした。山道に夕陽が差し込んでとても綺麗だ・・ということを感じられる余裕まであった。

次のエイドで少しだけ立ち止まろう・・と思ったけど、ゼッケンナンバーを読み上げられ、数メートル先で名前を呼ばれてエールを送られた。ありがとう!と声を絞り上げて返事をする。全く立ち止まるどころじゃなかった。笑。
最後の急な登りは早足で歩いて、下り以降のゴールまではノンストップ。ここの応援が凄くて全ての疲れが吹き飛びそうだった。もう終わりだと思ったらどんどん元気になってくる。ありがとう四万十。来てよかったよ、そして無事に完走できそうだよ。という想いが溢れ出した。


最後は、6'00"/k近く出てました。まだ余力は残っていたみたいです。

総括

  • まずはウルトラを完走した側の人間になった。これは純粋に普段の自信にも繋がる。
  • 初ウルトラ60kmは楽しめた。まず60kmでよかった。
  • 脇がヒリヒリすると思ったら、擦り傷みたいになってた。これは初の症状。プールで1km泳いだ時にもこんな感じになったなと。これはどうやって回避するのか?ワセリンを塗っておく?二の腕痩せておく?アームカバーでなんとかする?
  • 高低差とエイド一覧は持って走るべきだった。(姉さまが持ってた)この先に何があるかをなんとなくでしか把握していないのは精神的によろしくない。特にこの先また登りが出てくるのでは…という不安は持たないに越したことはない。公式から与えられている情報をちゃんと活用すべきである。これは今度のフルから実践しよう。
  • エイドの食べ物は同じようなものしかなかった。おにぎりは美味しくてどこかでは2個も食べてしまった。でも最後は飽きてしまって、ひたすらコーラを飲んでいた。コーラほど美味いものはないのではないかと思っている。今回はスポドリよりもコーラばかり飲んでた。あと、あったかい味噌汁はありがたかった。冷たいものと甘いものしか入れていない胃が落ち着いた気がした。
  • どんどん食べても良いというのが、食いしん坊の私にはあってる気がする。その土地の名物なんか食い尽くすウルトラも走りたい。
  • ウルトラはもしかするとフルより楽(いや、楽ではないけど)かもしれない。速く走ることにフォーカスをあてるのではなく、長い距離の中で自分の体の状態やメンタルの変化にどう対応していくかということが重視されるので、自分の体を使った実験みたいで面白い。歩くのも、休憩するのも戦略のうち、という逃げ道?があるのは気持ちに余裕ができる。
  • しかし、今回の休憩はとりすぎだと思う。もっとやれた。怠け癖が発動してしまったので、ずるずると引きずられてしまった。もっとメンタルを鍛えないといけない。足ももう少し楽に走れるように鍛えたい。
  • 次は100kmに挑戦。次の目標ができるのはわくわくしかしない。私はどこにいこうとしているんだろう。