その件は、未だ迷宮入りです。

ぽくぽく走ったり、カレーを食べたりします。知らんがな、のことしか書いてないです。

大阪マラソン2023振り返り①

こういうのはテンションの上がっているうちに、勢いで書いてしまったほうがよい。毎度思っているけど、なかなか実行に移せない。すごく大事にしてしまったものって、結局のところ大事にし過ぎてしまいすぎて、腐らせてしまう。
気合いを入れ過ぎる文章なんて、ドヤ顔が向こう側に見えるのでとても読みづらいに決まっている。

前回の大阪マラソンは2018年11月だった。フル3回目。そしてまたしても直前に体調を崩している。

さてはて、大阪マラソン2023をぼちぼちと気負わず振り返りますか。

スタート前

前日までにゼッケン受け取っているし、ほぼ着替えた状態で行くので、荷物受付終了の8:30までになんとかできればいいと思っていた。6時に起きてでかいおにぎりを頬張りながら、改めて読み直すと、検温ゲートを8:15までに通らなければいけないことが判明。バタバタと家を出る。

森ノ宮の駅が混雑して少しずつしか動かない状態。ギリギリに検温ゲートをくぐることはできた。上に着ていたパーカーとパンツをそこいらで脱いで、補給のメダリストをfit beltに押し込む。

前日にもらった大阪マラソン2023黄色Tシャツ、アームカバー、帽子、ネックウォーマー、ランパン、ふくらはぎサポーター、fit beltないでたち。
右手にはアミノバイタルの赤いやつ。左手にはスマホを持ちながら、荷物を預けてスタートゲートへ移動。途中トイレで30分待ったけど、第3ウェーブのスタートの9時45分までは1時間くらいあった。

とにかく寒い。スタートまでの防寒のことなんてすっかりわすれていたので、お腹に貼っているカイロだけでしのぐ。2018年には用意していたゴミ袋さえもすっかりわすれていた。ひたすらガタガタ震える。手袋も預けてしまったことにここに来て気づく。震えながらアミノバイタルの赤いやつを補給する。ひたすら応援LINEが届く。ありがたい。寒さでたぶんそっけない返事か、寒い、としか返していない気がする。
(ここまでだらだらとどうでもええことしか書いてない)

スタートから10km(府庁前から桜川駅付近)

前の日の夜、レースペースをGarminに設定した。
最初の3kmはウォームアップも兼ねて6'30"/k程度。その次の10kmは5'45"から6'15"/k。
スタートすると昨日までの不安が嘘のよう。府庁前から中之島へ。帰宅ランで何回か走ったことのあるルートに俄然テンションが上がってくる。ウォームアップを終えて、今日は走れる日だと確信できたのがかなり大きかった。5分後半で心地よく動けてる。よしと呟いて、無心で前に進む。

前回参加した大阪マラソンはどこもかしこもお祭り騒ぎでかなり楽しかった記憶だったんですが、今回はイベントをやっている所以外はとても静か。御堂筋の沿道も寂しい木々。(レース中はここしか写真に残していなかった)

10kmの桜川駅付近で友人が応援にきてくれていると言っていたので、御堂筋を過ぎて京セラドームに向かう西の千日前通?は沿道を凝視する。せっかく来ていただいているのに見逃すなんて申し訳ない。しかし、一向に見つけられなかったので後半は諦めモードで、前進することに注力する。(たぶん折り返してくる16km地点のことを言っていたのだと、自分に言い聞かせる)ここら辺はまだ5分後半のペースは保てている。

今回、毎回給水所に寄らない、というルールを自分に課した。私は毎回給水所&エイドに寄りたい派だ。水分が欲しいというよりは、一旦休憩を挟みたいという甘えが出ていることにうすうす気づいていた。タイムが良いレースは給水ポイントが少ないことも気づいていた。笑。

今回は3箇所目の11km地点まで粘った。そこでスポドリと、一つ目のメダリスト(はちみつ味)を補給。


10kmから20km(京セラドーム近辺からなにわ筋を下る)

13km以降の20kmの設定ペースは5'40"から6'10"/k。本当は今回は6分ジャストくらいをコンスタントに刻めれば良いかなと思っていた。前の設定はあわよくば…のあらわれである。

京セラドーム付近は少しだけ景色が変わる。
大きな橋を渡ってドーム周辺を行ったり来たりする。この折り返しが多いのは距離を稼いでる感があって、なんだか楽しくない。
時計でペースを確認しながら、ハーフの時のペースくらいで走ってしまってるけど大丈夫なんだろうかと不安になる。心拍数はずっと170bpmをこえている。めちゃくちゃ辛くはないけど、楽ではない。

桜川の復路の16km地点でようやく友人を見つける。会えて本当によかった。遠く用の度の強目の眼鏡をかけてきて良かった。一瞬の再会で、全ての約束を果たした気になった。あとは黙々と走り続けるのみ。

ようやく食べ物エイドがやってくる。
まいどエイドは開催されていないが、18km地点には「たこパティエ」という謎の食べ物があるはずだ。事前チェック済みだ。マラソンの何が楽しみってエイドででる食べ物だ。お腹も空いてきた。なにわ筋の楽しみはそれしかないと言っても過言ではない。

…しかし、残念なことに「たこパティエ」と書かれた紙がひらひらしている空のテーブルだけしかなかった。どんな形だったのかも、どんな味だったのかもしることはできなかった。ないとわかったら余計お腹が空いてきたので、メダリスト(グレープ味)を取り出して食べる。すごく中途半端なところで開けてしまったので、ゴミ箱もなく次の給水所までずっと手で持ち続ける羽目になった。

いや、ハーフを過ぎたところには、スポーツ羊羹と花ラングがあるはずだ。そこまで耐えるのだ!と言い聞かせ、ひたすら岸里に向かって走る。途中自転車の横断を待つ人たちがすごく迷惑そうに私たちをみていることに気づいたりする。

ここまでは順調に自分の設定ペースを守れている。
つづく。