その件は、未だ迷宮入りです。

ぽくぽく走ったり、カレーを食べたりします。知らんがな、のことしか書いてないです。

②四万十川ウルトラマラソン(60km)振り返り 当日:2023/10/15

レース中の記憶は、正直断片的にしかないんですよね。
長い距離でどの地点の出来事だったのかというのは曖昧で、帰りのバスでのメモと写真とログとで振り返る感じとなります。自分の振り返りメモなのでたぶんそんなに面白くはないです。笑。

▼前回
四万十川ウルトラマラソン(60km)振り返り①前日:2023/10/14 - その件は、未だ迷宮入りです。

スタートまで。

4時半起床。お腹が空いて目が覚める。
土曜日の日課の朝ランでいつも聴いていた木曜深夜のマヂラブANN0を流しながら準備する。ナイナイ岡村氏がアキレス腱を断裂した話。冷たい肉まんとホットケーキサンドとゆで卵を熱いお茶で流し込みながらストレッチする。遠征してアキレス腱なんて切れたら洒落にならない。

早々にチェックアウト。お宿はチェックアウト後も荷物預かってくれました。(この旅でこれが一番心配だった)
バス乗り場まで2kmほど歩く。至る所にウルトラマラソンののぼりがたっているので自然とテンションは上がる。


60kmスタート地点へ向かうシャトルバス乗り場の中村駅前にはバスが何台も連なっていた。スムーズに誘導され乗車。6:30前に出発。
1時間経っても着く気配がなく(どれくらい時間がかかるのか調べてなかった)、知らないところに連れていかれているのではと友人に吐露する。

途中100kmのトップ選手とすれ違い、バスの中にはそれぞれの感嘆の声が漏れた。よくわからないなにかの一体感に包まれる。謎の時間。
その後バスジャックもされていなかったので、無事に60kmスタート地点のこいのぼり公園に到着。

当日受付。ゼッケンにトーシロ(初心者)シールを貼り付ける。

今の私にはこれがお似合い。荷物を預けなければいけないんだけど、緊張し過ぎてなにをして良いかわからなくなる。残していたパンをかじりながら、とりあえずメダリストをランパンのポケットにいくつかしのばせる。どのタイミングでこれを摂取するかもあんまり決めていない。とりあえずなにを心配したらいいかもよくわかってなくて、色々持ってきていたものも検討がめんどくさくなってまるっと荷物を預けてしまう。

帽子、もらった四万十Tシャツ、アームカバー、ネックカバー、ゲイター、ランパンという格好。最後までランベストを装備しようかと迷ったんだけど、周りを見てもそんなに重装備ではなさそうだったので、今回は見送った。(今振り返っても要らなかったかなと思う。あれは練習の水分補給に使うのがちょうどよいのかも)
そうこうしているうちに、ツアーで一緒になったお姉さまから連絡をもらったので合流。そういや、連絡するわといってたのに、かなりテンパってたのを自覚。

いよいよ、スタート!

話の長い開会式が終わるとスタート地点まで移動し、いよいよ、スタート。スタートゲートが無地で白かったのが、じわじわ面白かった。こっちが裏側な可能性はある。

ご一緒したお姉さまとなんやかんやで一緒に走る感じになって、完全に相手のペースの空気を読んでしまった。「足引っ張るので、気にせず先にいってくださいね」とはいったものの、ウルトラは足を残さないといけない!と色んなレポで読んだものの、最初6分前半で突っ込んでいってしまう。
7分半くらいのペース想定だったのに、最初からここでついていけない!なんて言うのが嫌で。当然最初だから体力はありあまってるのでしんどくはないんだけど後が怖い。しかし、誰かと喋りながら走ることなんてあまりないので、深く考えずなりゆきに身を任せることにした。
四万十川を横目に緩く下っている道を走るなんてとても気持ちいい。普段の練習では感じられない解放感。四万十に来てよかったと何度も口に出す。

13kmすぎに1回目の沈下橋に到着。パンフで見たヤツだ!!と、急にテンションが倍ほどあがってしまう。きゃっきゃと写真を撮ったり、撮られたり。

急勾配。歩くことを許容範囲に入れてしまう。

沈下橋を過ぎると、急勾配の山道が現れる。14km地点くらい?これは絶対足が持たなくなると早々に歩くことを許容してしまう。(100kmの人たちはこの何倍もの峠を序盤に越えてきたかと思ったら震える)フルならたぶん踏んって走ってただろうと思う。ここで「しんどかったら歩くことも許容する」という自分ルールが追加されたので、完全にこの後はだらっと緩くなり、自分に甘くなる。今思えば、もう少し踏ん張っておいたらよかったと反省はする。
下りはすごい楽しい。下り坂大好き。若草山の下りの話をしながら、スピードに身を任せる。たぶん足には負担かかってるとは思うけど。

レストステーション(22km)から

急勾配の山道が終わるとお腹が空いてくる。メダリストを1つだけ入れたけど、それもすでに消化している感じ。
レストステーション(100kmの人の60km過ぎ地点)では休憩して良いよ!雰囲気が充満してて、まだ私は20kmちょっとしか走っていないのにがっつり休憩モードになる。
エイドでは、おにぎりを2つペロリと平らげる。カステラ、みかんも追加で。同行者の姉さまは椅子に腰掛けて完全休養モード。あまり立ち止まるのも嫌だったので、トイレに寄って一旦ここで姉さまとは別れる。

ひとりで走る開放感。決して同行者が嫌だったわけではないけれど、どうしても相手の空気を読むことが体に染み付いているので、誰といてもひとりとは違う感じになる。黙々と走るのも楽しい。無心で足を前に出し続ける。

いつのまにか、ガーミンの表示と掲示されている距離表示が1km弱乖離している。
どこかのエイドで姉さまが休憩しているところに追いつく。もしかしたら待ってくれていたのかもしれない。休憩に少し付き合い、行きますよ!と出発を促す。エイドではコーラをがぶ飲みする。糖分と炭酸が染み渡る。コーラ最高。

2度目の沈下橋に到着。観光の外国の人にエールを送られる。こういうのめっちゃ嬉しい。


沈下橋を過ぎたエイドで椅子を勧められる。これまではじっとしてしまうと足が動かなくなるので…と頑なに拒否してたけど、誘惑に負けて座ってしまう。レースで座ってしまうなんて初めて。
これがこの後案の定影響を及ぼしてしまうことになる。。。姉さまとはまた別れて、長く滞在してしまったエイドを後にする。


…内容薄いのに、全然終わらないですね。
次回30k以降の最大に辛かったところから続きます。