その件は、未だ迷宮入りです。

ぽくぽく走ったり、カレーを食べたりします。知らんがな、のことしか書いてないです。

受け入れ難い変化に翻弄される

今週のお題「変わった」

大嫌いだった母親には怒りを覚えなくなり、好きだったはずの父親はどんどんと嫌いという感情が芽生えつつある。

先日役所?から、要介護3(母)と要介護2(父)の判定を頂戴した。ここ半年ばかりは笑えないことの連続で、長い休みの時にしか帰らない私でさえこんなに振り回されるのだから、日々のお世話をしている弟たちの疲弊を考えるともう頭が上がらない。介護度が上がりケアマネさんが変わったことで、日常的に外部ヘルプを頼めるようになった。弟たちの負担が少しでも軽減するならお金なんてどんどん使ったらいいと私はおもっている。父親は自分が貯蓄していたお金が減っていくことに渋い顔をしているけれど、こういう時に使わないといつ使うの?とあの先生のポーズで言ってやりたい。

母親は本当に嫌いだった。
私がおばあちゃん子だったので余計にだと思う。子供には無関心だし、なのにヒステリックに怒鳴るし、掃除機の柄で殴られるし、ゲームのACアダプター隠すし、家のこと全部ばあちゃんにまかせてふらふらどこかに出かけるし、料理不味いし、痛いっていうても病院つれて行ってくれないし(盲腸を放置されて腹膜炎起こしたし。その時の手術も来なかったし)、なにかあったらすぐ「今日食べられない子が世界にはいるのにそんな悩みは贅沢だ」「もうあかんは死ぬ前にしかいうたらあかん」とかいうし。…言い出したらきりがない。笑。たぶん根本的に性格が合わなかったんだと思う。小3の時に高校卒業したらこの家から出ていく、と心に決め有言実行、あの家から逃げ出して、今こうして一人で立派にご飯を食べられるようになった。

こちとらその怒りを背負ったまま、あんな奴みたいには絶対ならないぞと心に決めて生きてきたのに、今はこちらをみてとても切なそうな顔をするのだ。捨てられた犬のように。彼女の世界はすっかりぼんやりとしてしまって、上手く言葉がでないようで、目をしょぼしょぼさせて涙を少し溜めていつも曖昧に微笑む。

ずるい、全くもってずるい。これじゃ私が悪者ではないか。この長年振り上げ続けた拳は、腹に据え続けてきたこの怒りは、どう処理したらいいんだよ。あの時感じた感情は決して消えることはないのに、私の選択肢は「そんなことはもう水に流して、ぼんやりとした彼女に寄り添う」しか残ってないじゃないか。
ずるいよ。最後の最後まで反面教師の、私とは絶対に合わない腹立つ母親でいてくれよ。
ここらへんはまだ自分の中では処理しきれていないし、母親の変化を受け入れられていない。今は別の人だと思って接している。私にそっくりなおばあちゃんがヘルプを求めていると思ったら、心穏やかに接することができる。…いや、言うこときいてくれないと怒鳴っちゃうけど。

母親の料理で唯一美味しかったのは、白菜とツナの炊いたやつだ。これだけは美味かった。自分で作るようになってからわかったけど、シーチキンと醤油と砂糖さえ入れておけば、どの味に寄ってもまあまあ正解の味になる。
今日は実家に帰っていたので作り置きしてきた。

▼ 白菜とツナの炊いたんと私の外反母趾

この外反母趾も母親そっくりなんですよね。残念ながら。


父親?たぶん母親の対比で好きだったんだと思う。
今はお世話してる人に対しての感謝がないからもやる。そのもやもやが飽和状態になりつつある。そんだけ。