その件は、未だ迷宮入りです。

ぽくぽく走ったり、カレーを食べたりします。知らんがな、のことしか書いてないです。

東北・みやぎ復興マラソン2018 振り返り

一晩明けて、全身の筋肉痛に悶える。
でも初フルの時よりかは、まだ動けているような気がする。今回は翌日1日おやすみを頂くことができたので、存分にだらだらできると思いつつ、この状態でどれくらい走れることができるのだろうと魔が差した。1km半で撃沈。6'30/kmくらい。昨日の30km以降の足の上がらなさなことを再確認。木曜日くらいにもう一度走ってみることにする。
ということで、昨日の振り返りメモ。

スタートまで

起床5時。会場到着7時過ぎ。混雑を避けようと、無駄に早い時間にホテルを出発してしまったので、着替えて荷物を預けたら早々に手持ちぶさたになってしまった。
この日の気温は15℃。曇り空。わりと寒さには強いはずなんだけど、長時間外に出ているとさすがにどんどん身体が冷えてくる。半袖+アームカバー。荷物置き場は混雑するだろうから、上着を取って直前に預け直すなんてのは嫌なので、だましだまし過ごす。絶対走っていたら暑くなるので、ここらへんどうするのがベストなのかはあまりよくわからない。
今回は4時間30分を切れたらよいけど、大阪マラソンも控えているし、あまり無理せず故障しないで完走するのを目標に。

スタート〜10km

この大会はウエーブスタート。私の出発は第3ウエーブの9:55。
ほぼ混雑なくスタートすることができた。
引っかからないでマイペースで行こう、と念仏のように唱えていたのに6'15/kmで始まってしまう。それでもどんどんと後の人に抜かれていき、動揺を隠しきれない。しかし、意外とこのペースでも行けそうな気がしたので、続行することにした。
7km地点できゅうりの漬物をいただく。塩気が身体に染みる。

10km〜20km

快調に足を進める。もう少しスピードアップできそうな気になって、6'10/kmにペースを再設定。とても気持ちがいい。足が勝手に動く感じ。
12km地点のエイドで、丸ままのでかいトマトを手渡される。困惑してると、お目当てのはらこ飯。はらこ飯を慌てて食べていると、突然の猫ひろしの登場。でかいトマト、食べたいはらこ飯、猫ひろしで、軽くパニック。

トマトを返すわけにも、捨てるわけにもいかず、かじりながら走りました。(外でトマトにかぶりついたのは、小学生以来です)1/4くらいに切る、いや、せめてヘタは取っておいて欲しかったです。道端に捨てるのも忍びなく、お腹の中におさめました。

海沿いをずーっと走ります。復興マラソンということを思い出し、ここらへん一帯は大変な被害を受け、復興していってる途中なんだと実感しました。私にできることは、こうやって走ることでも理由にして、なるべくお金を使うことなんだと思っています。
18km地点で楽しみにしていたいちごが品切れで、それは落胆しましたが、前を向いて走るのみです。

20km〜30km

20kmを過ぎたあたりから、なんだか眠くなってきました。生あくびがでる。右足の親指、人差し指らへんに違和感。あ、マメができはじめてるなと。靴下、いつもと違うのを履いたんですよね。いつものにしておいたらよかった。
すでにふらふらで気を抜くと6'30/kmくらいまで落ちてしまう。大きく深呼吸して気合いを入れて、6'10/kmに戻す、その繰り返し。

20km過ぎてからエイドの間隔が短くなりました。バナナやらみかんやら。25km地点のいなり寿司と蕎麦で、このまま出されるまま食べ続けていたら胃が狂う…と遅すぎる悟り。(トマトの時点で気付くべき)
胃の中に食べ物がどっしりと残っているのって、体力を消耗するんだと実感しました。足も呼吸も酷使しているのに、その上胃腸にまで負担をかけるんですものね。

しかし、29km地点のさんまかりんとうを手に取ってしまいました。エイド制覇も捨てがたかったんです。これがもうむちゃくちゃ辛かった。味はまずくはないのです。いくつもは食べないけど、なんでさんまをかりんとうにしようと思ったんだ、それを給食にしようと思ったんだ、とは思うけれどね。
取捨選択をうまくできなかった、貧乏性な私の敗北です。

30km〜35km

30kmまできたら、あと10kmちょい!とゴールがみえてきて、急にテンションがあがりました。裏腹に、足はどんどん筋肉痛で思った通り動かなくなってきますが。ペースもがくんと落ちました。
北の折り返しのところで、沿道の日本赤十字社のお姉さんがコールドスプレーを貸してくれたのが本当に助かりました。少しだけ足、復活です。

ほたての浜焼きに舌鼓をうち(余裕があるならもう2個くらい食べたかった)、今回の(私のメイン)せり鍋の登場です。
これ、むちゃくちゃ美味しいかった!!熱くて一気に食べられなかったのでゆっくりお腹にながしこんでいくと、じんわりと優しさに包まれました。これで、気力も復活。

35km〜ゴール

この大会で嬉しかったのは、残り5kmから残距離表示がされていたことです。2.195kmのおかげであと残りどれだけかの計算がよくわからなくなるストレスからの解放。もうすぐ終わることに対する喜びに打ち震える。4時間30分切りはぶ厚い壁だなと、せめて45分は切ろうと、最後までこのままのペースを維持して歩かないでゴールしようと、そう思うとどんどんと足が軽くなる(ような気持ちになる)。

最後のエイドの一口まんじゅうはなくなく見送る。もう胃が限界。最後の1kmでラストスパートをかけると、このレース最速の速さになる。私、まだまだ限界じゃなかった。
500m前から、ありったけの力を振り絞って全速力で走る。すると、隣で地元の男子も同じくらいのスピードでスパートをかけてくる。直前でお互いが意識してるのに気付き、さらにスピードを上げる。漫画みたいなデットヒートのちのゴール。どっちが先だったかはわからないけど、可笑しさが込み上げてきて、この辛かった道のりが楽しかったで締めくくられました。

結果、4時間38分17秒。(ネットタイム)
2回目のフルマラソンとしては、まずまずの結果ではないでしょうか。なにより故障していないのが、すばらしい。
今後の課題は、1km5分台をデフォルトにしていくこと。そしてその距離をどんどんと伸ばしていくこと。
まずは5kmを30分未満で余裕で走れるように練習していこうと思います。(決意)